■苦戦した「個の力」を前面に押し出すチーム

 ただ、シュートが枠を捉えられずにスコアレスで折り返すと、後半の立ち上がりにイランが2点を先行する。カウンターでモレディが持ち込み、左のマズラエにパスが通り、マズラエの強烈なシュートが決まったのが52分。さらに66分には、モレディがボックス内に走り込むと、そこにデーガムのスルーパスが通り、ウズベキスタンGKのファウルを誘ってPKを獲得。ゴリザデが決めて2点差とし、終盤のウズベキスタンの猛攻を1失点でしのいで勝利した。

 日本はグループリーグでシリアに苦戦して、韓国には優勢に戦った。シリアは個の力を前面に押し出して戦うチームだった。組織で守れず、1対1では抑えきれない。

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