【25年優勝候補筆頭の広島が町田に逆転勝利できた理由(1)】「交代によって違ったサッカーを展開できる」とスキッベ監督も自信。菅や中村草太加入効果とは?の画像
サンフレッチェ広島が町田に逆転勝ちした 撮影:中地拓也

 ミヒャエル・スキッベ監督体制4年目の今季は「優勝候補筆頭」と目されているサンフレッチェ広島。8日のFUJIFLIM SUPER CUP・ヴィッセル神戸戦、12日のACL2・ナムディン戦(ファーストレグ)ではチーム力の高さを見せつけたが、15日のJ1開幕戦の相手は難敵・町田ゼルビアだ。

 昨季はシーズンダブルを達成しているものの、今季の町田は黒田剛監督の教え子・菊池流帆日本代表経験のある西村拓真、J1で実績のある前寛之岡村大八らを補強。チーム力が一段階アップしている。それだけに、簡単な相手ではないと見られた。
 案の定、1週間で3試合という過密日程を強いられた広島は前半、苦戦を強いられた。
「町田と対戦する時はいつもインテンシティの高いフィジカルの戦いになる。前半は最後の方に2つくらいチャンスがあったが、それまではしっかりサッカーすることが足りなかった」と指揮官が振り返ったように、全体に動きが重く、思うようにギアが上がらない。
 相手も序盤に岡村が負傷退場するアクシデントに見舞われたものの、ドレシェヴィッチが入って確実に穴を埋め、堅守を維持。前半26分には相馬勇紀がセンターサークル付近からドリブル独走弾をゲット。広島は1点のリードを許すことになったのだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3