【25年、開幕直前。「浦和レッズの先発候補選手の序列」を考察する(2)】ボランチとSBには本職以外の選手起用で攻守に可能性の幅を。マチェイレッズはタイトル奪還へどう戦うのかの画像
【25年、開幕直前。「浦和レッズの先発候補選手の序列」を考察する(2)】ボランチとSBには本職以外の選手起用で攻守に可能性の幅を。マチェイレッズはタイトル奪還へどう戦うのかの画像

 2月14日、2025年シーズンのJリーグがついに開幕する。タイトル奪還が強く期待される浦和レッズはどのような布陣で挑むのか、2月15日の開幕節(vsヴィッセル神戸戦)を前に考察する。

 浦和レッズが2025年にタイトル獲得を狙ううえで再構築を求められるのが守備だ。マチェイ・スコルジャ監督が前回、チームを率いていた2023年シーズンはリーグ4位でフィニッシュしていたが、その原動力となっていたのが全20チームにおいての最小失点である。
 その数、わずか「27」で、失点数の少なさで2位のサンフレッチェ広島が記録した「28」、同じくヴィッセル神戸の「29」を上回るものだった。ちなみに、この年のリーグ戦で広島は3位で終えており、神戸は優勝を飾っていた。
 対照的に、川崎フロンターレが23年、そして24年と得点数ではいずれも2位となる数字を記録していながらも、全体では8位に沈んでいたのは失点が多かったから。浦和にとっては、改めて守備の強さが求められることとなる。
 その最終ラインでは、左SBを務めていた大畑歩夢(→OHルーヴェン)とCBの佐藤瑶大(→名古屋グランパス)が抜けたものの、荻原拓也が復帰してダニーロ・ボサを獲得。さらに、根本健太を流通経済大学から加入させている。

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