■ボランチは攻撃的な組み合わせか
ボランチはサミュエル・グスタフソン、渡邊凌磨、安居海渡と柴戸海がその座を争う。また、今季はトップ下で活躍が多くなりそうな松本泰志も、本職はボランチだ。
当然、相手によって使い分ける試合も出てくるだろうが、現時点で指揮官の頭の中にあるファーストセットは渡邊とグスタフソンの組み合わせ。攻撃でより色を出すことができる2人と言える。
渡邊はサイドバックで起用された昨季同様に主戦場ではないポジションでの出場が見込まれているが、その技術と戦術眼、そしてチームへの気持ちの強さをより見せることのできる役割となる。実際、沖縄キャンプでは中盤の底から持ち上がってスルーパスを味方に通して得点を呼び込んだ場面もあった。本職ではないからこそのプラスアルファをもたらしてくれそうだ。
浦和の開幕戦は2月15日のヴィッセル神戸戦(ノエビアスタジアム神戸)で、昨季王者を相手に挑むこととなる。1年を占う開幕戦にあってこの上ないチームだけに、どのような戦いを見せるのか期待が高まる。