【25年J1リーグ、指揮官交代8クラブがもたらす影響とは?(2)】チーム完成に時間を要しそうなマリノス、川崎、東京の3チーム。新潟・C大阪は苦境を乗り越えられるか?の画像
FC東京の松橋力蔵監督と川崎フロンターレの長谷部茂利監督 撮影:中地拓也
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 監督交代によるプラス効果が期待できるチームもあれば、逆に難しくなりそうなチームもある。2年連続で指揮官が代わった横浜F・マリノス、8年間の鬼木達監督体制から新たな時代へ突入した川崎フロンターレ、2019年のJ1・2位から中位をウロウロする形になっているFC東京は新指揮官の志向するスタイルを植え付けるのに時間を擁するだろう。すぐに結果を求めるのはハードルが高いかもしれない。

 まずマリノスだが、そもそもホーランド監督がJリーグや日本人選手の特徴を把握するところからスタートしなければいけないというハンディキャップがある。
「監督には試合を数多く見ていただき、課題点や解決策等の議論を重ねたうえで合意した」と西野努スポーティング・ダイレクター(SD)は前向きにコメントしているが、実際に指導するうえでイングランドとの違いを感じることもあるだろう。
 それに加えて、今季のマリノスは昨季の主力が続々と移籍。特に守備陣は再構築を迫られている。新たに新助っ人DFジェイソン・キニョーネスを獲得し、CBの手薄感は否めない。今後まだ補強があるかもしれないが、守りのベースをいち早く、構築しなければ、上位浮上は難しくなる。そのあたりがどうなっていくかを見守っていくしかない。

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