1月12日に行われた鹿島アントラーズのトップチームとユースチームとのトレーニングマッチ。鬼木達監督にとって今季初実戦となるこの試合で用いたシステムは4-4-2だった。
トップ下を置く4-2-3-1のシステムを使うのではないかと言われた中での2トップの採用だが、トップ下での起用がベストとされる荒木遼太郎はこの日、体調不良での欠場だった。実際、午後に行われた新体制発表会でも姿を見せていない。
その荒木の起用について新指揮官は、「いろんなポジションを模索していきたい」としており、トップ下だけに限らず、さまざまな可能性を模索するようだ。というのも、「いろいろな選手がいろいろなポジションをやるべきだと思っていますし、自分自身の目で(見たい)。選手は“自分の特徴はこれだ”と思いながらも、そうじゃないケースもあります。それこそ知念(慶)なんかも、僕は(ボランチ起用がハマると)見極められなかったです」と話しているように、新たなチームで指揮するうえで、選手の持つ能力をフラットにイチから見極める構えだ。