■チームの「中核」を担う可能性がある選手
このヴェルディが、2024年の戦力をほぼ保って2025シーズンに臨もうとしているのである。MF見木友哉はアビスパへの移籍が決まったが、京都サンガF.C.から期限付き移籍していた2人のアタッカーのうち、センターフォワードとしてシーズンを通じてほぼフル出場し、チーム最多の10得点を挙げたFW木村勇大も、12月27日、ヴェルディへの完全移籍を発表。もうひとり、パリ五輪でも活躍した山田楓喜は、ポルトガル1部CDナシオナルへの移籍が翌28日、報じられた。
そして、ジュビロ磐田からMF平川怜を完全移籍で獲得。平川はFC東京育ちの選手だが、熊本、磐田などで魂のこもったプレーを見せ、2025年のヴェルディの中核を担う可能性を持った選手だ。
他のクラブではポジションをつかめずに期限付きしてきた若手だけでなく、これまであまり注目されなかったヴェルディ選手たちが「城福イズム」の下、1年間で大きく伸び、「日本代表に」と推される選手も何人も出てきた。
2024年に大きく伸びた戦力をほぼ保つだけでなく、新戦力も加わり、さらに「城福イズム」が加速し、選手たちがさらに成長すると期待されるヴェルディ。2025年に優勝戦線をかき回す存在にならないと、誰が言えるだろう?