【鬼木アントラーズで常勝軍団復活は叶うのか? 25年のJ1鹿島を展望する(2)】キム・テヒョン獲得報道で懸案のCB補強にメド。鬼木サッカーの完成度アップで”勝ち切れる集団”への画像
鹿島アントラーズを新たに率いる鬼木達監督と植田直通、関川郁万 撮影:中地拓也
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 鬼木達監督が指揮を執る新生・鹿島アントラーズ。彼らの最大の懸念材料と言われたのが、最終ラインの選手層だった。

 2024年はセンターバック(CB)が植田直通関川郁万の2人にほぼ固定されていて、カップ戦が重なったり、夏場の酷暑の時期も彼らが出ずっぱりの状況だった。
「自分は大津だから」と植田は口癖のように言い、高校時代に身に着けたタフさと粘り強さに自信を持っている様子だったが、その彼も30歳。ケガに見舞われやすくなる年齢だ。そういう時に誰もいないのでは、やはり長いシーズンを戦い抜けなくなる。CBの補強は不可欠のテーマだったのだ。
 そこで中田浩二FDらは複数の候補をピックアップ。報道上では谷口栄斗(東京V)、古賀太陽(柏)らに食指を伸ばしたものの、固辞されてしまったという。そこで白羽の矢を立てたのが、J2降格を強いられたサガン鳥栖のキム・テヒョン。187センチの体躯と精度の高い左利きのキックを武器とする選手で、今季の鹿島にはいなかったタイプだ。

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