【神戸・宮代大聖が天皇杯の殊勲弾を決めながらも喜びが小さかったわけ(2)】見据える「次」と「リーグ制覇」。「リーグ奪還という目標が叶わなかった」と語った失意から1年後の今の画像
天皇杯決勝でのヴィッセル神戸FW宮代大聖 撮影:中地拓也
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 ヴィッセル神戸にタイトルをもたらす殊勲弾を決めたものの、喜びよりも“次”を見据えていた宮代大聖

 この試合では4-3-3の左ウイングで先発。大迫勇也武藤嘉紀との強力な3トップを形成して、ガンバ大阪から得点を奪おうとした。そして、途中からインサイドハーフへとポジション移動。昨年までの川崎では経験してこなかった中盤中央前目でのポジションで、後半19分に結果を残した。
 大迫勇也という昨年のリーグMVPがいる神戸では、この位置で多くの時間を過ごしており、結果も出している。新たなチームと新たなポジションでの適応を模索する中で得たファイナルでの決勝弾だけに、重みがあるはず。その気持ちを聞けば、「継続は裏切らない」と力強く話したが、すぐに、「まだ終わってないんで」と続ける。
 そして、「嬉しい気持ちもありますけど、Jリーグを取らないといけないので、切り替えて頑張りたいなと思います」と、改めてリーグタイトルへ気を引き締めていた。
 Jリーグタイトルへの思い――。それは、川崎フロンターレで迎えた最後のリーグ戦でも話していた。

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