■サウジアラビア戦の「ダメージ」
後藤「相手がバーレーンや中国なら、どれだけ守られようとも何とかなるけど、オーストラリアほどのチームがあそこまで一生懸命、守っていれば、それはなかなか崩すことは難しい、という気はする。でも、日本が万全のコンディションで攻めていたら、やはり崩せたはずだと思うんだよね」
大住「後半に入って、一気に疲れが目に見えてくるようになった」
後藤「ここまでの3試合に比べたら、明らかにミスが多いというか、プレーの精度が低かったよね」
大住「前半から重かったよね。勝ってきたチームを変えないというのがサッカーの原則ではあるし、この先発メンバー(サウジアラビア戦からのスタメン変更は遠藤航→田中碧、鎌田大地→久保建英)でやろうという考え方を批判できるものではないと思う。でも結果的に見ると、サウジアラビアとの試合がやはり、かなりのダメージになっていて、それが響いたかな、という感じがした」
後藤「そうだね、暑いところで非常に強い相手と試合をして、しっかり勝ち切ったのは素晴らしかったけど、そこからの移動もあって、相当、疲労をためていたんだなと思ったね」
大住「それに皆、これがヤマだと思っていたアウェイでのサウジ戦を乗り越えて、ちょっとホッとしたというのもあったかもしれないね。人間だから、それはしょうがないよね」
後藤「10月シリーズはたぶん、このグループの中で日本から見て一番難しい相手との2連戦だったから大変だったよね」