■三笘と伊東の同時起用は
ダブルボランチは遠藤航と守田英正が当然、筆頭候補となる。このチームの心臓でもある2人は、サウジアラビア戦でも森保ジャパンの中心としてチームをけん引した。オーストラリア相手にもそれは変わらない。
一方で、ボランチの3番手である田中碧も候補には上がるはず。2人のコンディションによっては、田中がスタートからピッチに立つかもしれない。その田中は2021年10月12日に埼玉スタジアムで行われたカタール大会の最終予選・オーストラリア戦でゴールを決める活躍を見せている。同じ舞台で同じ相手との試合に出場すれば、その再現に期待がかかる。
ウイングバックは、ここまで右に堂安律、左に三笘薫が続いているが、2人を変更するかどうかに注目が集まる。伊東純也は9月シリーズで復帰すると、やはりと言うべき活躍を見せている。期待も高まる中で、埼玉スタジアムで先発に“復帰”できるか。
堂安はサウジアラビア戦で交代時に足をつっており、ジッダの暑さの影響を感じさせていた選手。そのサウジアラビア戦で途中出場するとアシストを決めるなど、伊東の調子が上がっていることも合わせ、先発に入ってもおかしくない。
仮に三笘と伊東を先発で同時起用すれば、攻撃的3バックはさらに攻撃的になる。新たな姿を見せ、早めの先制点を期待したい。