上空から打ち下ろした、あまりにも高すぎるヘディング弾が話題となっている。
10月9日に行われたルヴァン・カップ準決勝第1戦で、敵地に乗り込んだ名古屋グランパスが3-1で横浜F・マリノスに勝利した。その先制点を決めた名古屋DF三國ケネディエブスの圧巻のゴールに対する反響が続いている。
青森山田高校からアビスパ福岡を経て、今季から名古屋でプレーする24歳の三國は、身長192cmに代表される身体能力の高さが魅力のセンターバックだ。これまで“荒さ”が指摘された中でなかなかJ1舞台ではレギュラーに定着することができていなかったが、新天地に移籍した今季は開幕から経験を積みながら評価を高め、今やチームに欠かせない守備の要となっている。
その男が、この日は「攻撃」で魅せた。前半14分、左コーナーキックのチャンスにゴール前に陣取ると、徳元悠平が放り込んだボールにタイミング良く走り込む。そして完全にフリーの状態からジャンプ。フワリと宙を舞うと、周囲よりも頭二つ分とも言えるほど高い打点でボールを捉えて豪快にゴールネットに揺らした。