■伊東純也のスタメン起用を
ただ、前半から一気に飛ばして相手を粉砕するというゲームプランを採るなら、最初から三笘・伊東の槍コンビで行くのも一案ではないか。前回45分間しかプレーしていない伊東は十分に体力があるし、連戦も全く問題ない。「そろそろ伊東純也を頭から見たい」と熱望する人々も少なくないはずだ。
その場合、2シャドウに堂安を最初から入れるのもありだろう。サウジ戦で南野拓実(モナコ)がイエローカードを1枚もらっていることを考えると、今回はスタメン回避が濃厚。もう1枚のシャドウは久保建英(レアル・ソシエダ)という見方もできる。
久保と堂安ならお互いにポジションを入れ替えながらプレーできるし、ゲームメークにもフィニッシュにも回れる。高さの部分では分が悪いものの、高度な技術と俊敏性で十分相手をかく乱できるのではないか。
もちろんサウジ戦で先制点を挙げた鎌田大地(クリスタルパレス)でも有効なチョイス。堂安と鎌田がシャドウに並んだケースは今回の最終予選ではまだないが、鎌田が少しお膳立てに回って、堂安がよりフィニッシュに絡むことができそうだ。