■過去3試合ノーゴールの堂安律
堂安は過去3試合でノーゴールということで、点を取りたくてウズウズしているはず。鼻息の荒い10番が一発回答してくれれば、日本代表の雰囲気もエネルギーももう一段階上がる。そうなるように森保監督には仕向けてもらいたい。
今回はお互いを熟知する指揮官同士の対戦なのだから、相手の裏をかくような采配があっていい。サウジ戦で三笘、堂安、中村敬斗(スタッド・ランス)をシャドウに配置したように、我々に驚きを与える起用を見せ、ポポヴィッチ監督率いるオーストラリアに力の差を見せつけてほしい。
序盤4連勝で勝ち点12に乗せられれば、11月のインドネシア(ジャカルタ)・中国(厦門)のアウェー2連戦もかなり余裕を持って迎えられる。「今の日本を倒せる相手はアジアにはいない」というくらいの圧倒的強さを次戦では大いに期待したいものである。
(取材・文/元川悦子)