8月に入って1勝1分2敗と黒星先行で、優勝争いから遅れを取りつつある鹿島アントラーズ。「正直、順位はそんなに気にしていない。目の前の一戦一戦をしっかり戦っていく。それだけだと思います」とキャプテン・柴崎岳は強調したが、ラスト10戦は「1つの負けも許されない」というくらいの緊迫感を持って戦うしかない。
残り試合を見ると半分がアウェー。上位のサンフレッチェ広島、町田ゼルビアとはホームゲームが残っているが、8月31日の次節・アウェー・京都サンガ戦を筆頭に、湘南ベルマーレ、アルビレックス新潟など敵地で難敵を倒さなければいけない。
下位争いを強いられているチームは21日の天皇杯・ヴァンフォーレ甲府戦、あるいは今回の東京ヴェルディ戦のように5バックでガッチリ守ってくる可能性が少なくない。鹿島のストロングである鈴木優磨、右の濃野公人と師岡柊生のタテ関係などを消された時、果たしてどうするのか。そこは本当に早急に次の一手を見出さなければならないだろう。