■上位チームと対戦する不気味な存在

 基本的に町田、広島をはじめとしたトップ5の優勝争い。もし上位の総崩れが起きれば、マリノスの奇跡的な逆転優勝もありうる構図だが、ここでカギを握るチームがある。これら6チーム全てとの対戦を残している京都サンガだ。

 いまだ残留争いの渦中にあるものの、新戦力ラファエル・エリアスの345分で6得点という爆発的な活躍もあり、後半戦は6勝1敗2分、つまり広島と同じペースで上昇曲線を描いてきている。ある種、上位より怖い京都が、優勝争いの鍵を握る存在と言えるかもしれない。

(取材・文/河治良幸)

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