■チャンスが大きいのは左サイドバックだが
なお現時点では、最も注目されるポジションが左サイドバック。バイエルン・ミュンヘンに移籍した伊藤洋輝がプレシーズンに骨折したことで、日本代表としては痛いものの、一方でそれを埋める突き上げが必要といえるポジションだ。
国内復帰した中山雄太、そして長友佑都もいるが、パリ五輪でこのポジションを守った大畑歩夢にとってもアピールしたいところ。とはいえ、その際のライバルになると思われるのも先述した佐々木か。佐々木は直近ではCBでの出場が多くなっているものの、プロ入り後の主戦場は左サイドバック。今シーズンにこのポジションに入れば幾度となく好突破を見せており、強力なライバルとなりそう。
また、佐々木がCBを務めている際に左サイドバックに入っている三浦颯太は今年1月1日のタイ代表戦でA代表デビューした選手。負傷明け後に好調を維持していることも見逃せない。
最終ラインでパリ五輪世代がサプライズを起こすことはできるか、それぞれの成長から直前まで目が離せない。
(つづく)