【J2「盤石のホーム」】ベガルタ仙台、アクシデントで“3人目のGK”も出場の一戦を粘り勝ちの価値 4位浮上で3位の背中も視野に【戸塚啓のJ2のミカタ】(2)の画像
決勝ゴールを決めた仙台MF郷家友太  撮影:中地拓也
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■郷家のボレーシュートで仙台が先制

 アクシデントを乗り越えて、大きな1勝をつかんだ。

 J2リーグ第27節が8月17、18日に行なわれ、5位のベガルタ仙台は17日、19位の鹿児島ユナイテッドFCとホームで対戦した。

 仙台はここまで全試合フルタイム出場中だったGK林彰洋が、負傷でメンバー外となった。第2GKの小畑裕馬も8月のリーグ戦再開後はメンバー外で、GK松澤香輝がスタメンに名を連ねた。32歳でプロ10年目の松澤は23年の仙台加入後初、Jリーグ通算でも2試合目のリーグ戦出場となる。

 また、右SB真瀬拓海、MF松井蓮之が累積警告で出場停止となり、右SBに高田椋汰が起用された。過去2試合は高田が務めてきた左SBには、DF内田裕斗が5試合ぶりに入った。ボランチはMF長澤和輝とMF松下佳貴の組合せである。

 ホームの仙台は15分に試合を動かす。右CKをファーサイドのFWエロンがヘディングで折り返すと、右ポスト前でMF郷家友太がフリーになっていた。胸コントロールから左足ボレーでボールを叩き、しっかりとネットを揺らす。郷家はシーズン3得点目だ。

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