■東北の力に
かつて仙台から日本代表に上り詰めたシュミット・ダニエル(ヘント)、板倉滉(ボルシアMG)、西村拓真(横浜)のような人材が次々と出てきてくれれば、仙台の町も活気づくし、東北の力になるはずだ。
ベガルタ仙台というクラブは、2002年のJ1初昇格を皮切りに、14年間最高峰リーグに在籍した名門。その復活を多くの人々が待ちわびている。森山監督の本領発揮はここからが本番。今季終盤に向けて熱い戦いを見せ、1人でも多くの際立ったタレントを輩出してくれることを強く望みたい。
【もりやま・よしろう】
1967年11月9日生まれ、熊本県出身。現役時代はサンフレッチェ広島などでプレーし、サッカー日本代表としてもキャップ数を重ねる。引退後は指導者の道を歩み、サンフレッチェ広島ユースでコーチと監督を歴任。その後、日本サッカー協会で育成年代の監督を務め、U―17日本代表監督としてFIFA U―17ワールドカップに出場した。今季からベガルタ仙台の監督を務める。
※記事内のデータはすべて8月9日執筆時点
(取材・文/元川悦子)
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