■小久保はA代表守護神候補に名乗り
これで30日(日本時間31日早朝)のイスラエル戦はターンオーバーが可能となった。現時点で西尾、高井、関根大輝(柏)、藤田と後ろのメンバーが1枚ずつイエローカードをもらっていることを考えると、1試合休ませられるのは非常に大きい。追加招集された内野貴史(デュッセルドルフ)やバックアップメンバーの鈴木海音(磐田)らを使いながら底上げを図っていけるのもチームにとってはプラスと言える。
大岩ジャパンにとって一番の不安要素だった守備陣の成長が見て取れたマリ戦。それは何よりも大きな収穫だったのではないか。A代表守護神候補に名乗りを挙げた小久保を筆頭に、高井や西尾らにはより確固たる自信を持ってピッチに立ち続けてもらいたい。
(取材・文/元川悦子)
(後編へ続く)