【J1鹿島は佐野海舟移籍の穴をどう埋める?(1)】「海舟の抜けた穴は正直デカいなと。嘘つけないので」と鈴木優磨も落胆。マリノス戦4失点敗戦の鹿島が受けた衝撃の画像
鹿島アントラーズの鈴木優磨 撮影:中地拓也

 今季序盤から首位・町田ゼルビアを追走し、2位のポジションをキープし続けてきた鹿島アントラーズ。J1折り返しの19節時点では町田と勝ち点2差まで肉薄しており、「後半戦は一気にトップに立つ」という強い意気込みをチーム全体が見せていた。

 ところが、直後のガンバ大阪ヴィッセル神戸との上位対決に勝ち切れず、彼らは足踏み状態を強いられた。そのタイミングで主軸ボランチ・佐野海舟のドイツ・ブンデスリーガ1部・マインツ移籍が決定。極めて重要な戦力が抜ける形になってしまったのだ。

「海舟と知念(慶)の2人の関係性で言うと、守備の貢献度が高くて、そこにチームが助けられている。特に前線の選手は『彼らのボールを奪う能力に助けてもらっている』という気持ちは多くあると思います」

 佐野の穴を埋めるべく先発ボランチに抜擢されたキャプテン・柴崎岳はしみじみと語っていたが、いかにして守備強度を保ちつつ、柴崎の攻撃センスを鹿島に組み込むのか…。そこが新たな課題と位置づけられた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3