■「後半戦に賭ける思いは強い」

 満田の復調も朗報の1つ。今季はエース級の活躍を期待されながら、5~6月は先発落ちが続いた。「自分のパフォーマンスが落ちて、普通にスタメンから外れて、出場時間が減っていった」と本人も言う。

「その後、(川村らの)移籍などがあって、またポジションをつかみかけるタイミングでゴールという結果を出せた。そこは自分にとってもすごい自信になるので、続けていきたいと思います」と6月29日の川崎フロンターレ戦後に目を輝かせていたが、神戸戦では明らかに動きがよくなっていた。

「自信もつきましたし、やっぱり自分のプレーを出さないと試合に出てる意味がないと思うので、そこは思い切ってやろうっていうのは意識しました。もうちょっとゴールとかに絡んでいければもっとよかったですけど、後半戦に賭ける思いは強いです」と本人も強調。低調だった前半戦を借りを返すべく、後半戦でスパートをかけていく構えだ。

 スキッベ監督が「悪ガキ」と評する彼が躍動しなければ、広島は勝利を積み重ねられない。ある意味、彼はここから先のキーマンと言っていいはずだ。

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