■MF陣は2位・長崎勢から2人選出
MF マテウス・ジェズス(V・ファーレン長崎)
4-3-3を基本布陣とするチームで、左インサイドハーフを定位置として8ゴール4アシスト。屈強なフィジカルを生かした推進力が力強く、個人で局面を打開することができる。そのうえで、ゴール前で決定力を示す。アンカーの秋野央樹、右インサイドハーフの加藤大とのトライアングルは、チームにとって最適解と言える。
MF 長澤和輝(ベガルタ仙台)
累積警告で出場停止だった1試合を除き、18試合に出場。森山佳郎監督がチームの主戦術とする4-4-2のシステムで、ダブルボランチの一角を担った。試合の流れを読んでゲームを落ち着かせる、攻撃のギアを上げるといったように、ゲームコントローラーとしての働きは秀逸だ。現チームに欠かせない選手と言っていい。
守備陣にケガ人が続出したチームは、黒星先行で13位と不本意な前半戦に終わった。そのなかで、FC東京から新加入したこのブラジル人アタッカーは、チームトップにして得点ランキング5位タイの8得点をゲットしている。J2では規格外のフィジカルモンスターは、相手守備網を蹂躙してゴールネットを揺らしている。
MF 加藤大(V・ファーレン長崎)
4-3-3の右インサイドハーフとして、リーグ2位タイの7アシストを記録している。外国人選手のクオリティの高さがアシストにつながったものもあるが、前線にうまく絡みながらチャンスクリエイトに汗を流している。左足から繰り出すリスタートのキックも特徴だ。