■大きく輝いていた柏の右SB「第2のヒロキ」

後藤「序盤の浦和を見たら、本当に動きがなくて、同じパターンのプレーしかしていなかった。それがどうやって変化が出たのかと思ったら、中島が鍵だったのか。中島は守備もやっているの?」

大住「そうなんだよ。しっかりやっているよ」

後藤「へえ~。じゃあ、進歩したんだね」

大住「すごく良くなった。神戸戦では、前半の浦和は全然ダメだったんだけど、後半から中島とサミュエル・グスタフソンが入ったら、試合の流れがまったく変わって、神戸はタジタジだった。中島を見るのは面白いよ」

――他に目を引いた個人はいますか。

大住「柏レイソルの右サイドバック、関根大輝だよね。過酷なU-23アジアカップから帰ってきて、2試合くらいはダメだったらしいんだけど、川崎フロンターレ戦を見たら本当に大きく輝いていた。チームが負けた試合でも、非常に高いレベルのプレーをしていたよ。攻撃的なセンスがあって、技術も高く、スピードもあり、背も高い。名前が同じだけに、“第2のヒロキ”だよね。酒井宏樹のような、国際的な右サイドバックになりそう」

後藤「右サイドバックには去年、毎熊晟矢が出てきて、今年は濃野公人も関根も出てきた。彼らのうち、誰かが左サイドでもプレーできないかな」

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