かつて日の丸を背負ったW杯戦士同士、柳沢敦氏と玉田圭司氏の元日本代表FWによる“監督対決”の実現にファンが沸いた。
柳沢氏は1977年5月27日生まれの現在47歳。富山第一高校から1996年に鹿島アントラーズに入団し、鋭い動き出しが武器の万能FWとして活躍した。イタリア・セリエAでもプレー。日本代表では通算58試合に出場して17得点を記録し、ワールドカップに2度(2002年、2006年)出場した。
一方の玉田氏は、1980年4月11日生まれの現在44歳。習志野高校から1999年に柏レイソルに入団し、快足ドリブルと鋭い左足を武器にゴールを量産し、名古屋グランパスでも活躍した。日本代表では通算72試合出場16得点を記録し、ワールドカップに2度(2006年、2010年)出場。ドイツ大会では柳沢とともにジーコジャパンの一員となり、ブラジル戦で豪快なゴールを決めた。
柳沢氏は2014年限りで引退し、玉田氏は2021年まで現役でプレーした後、ともに指導者の道へ進み、柳沢氏は2019年から鹿島アントラーズユースの監督、玉田氏は今年から昌平高校の監督をそれぞれ務めている。そして5月18日、ユース年代の公式戦『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ』のEAST第7節で「鹿島ユース対昌平」の対戦が組まれ、試合が行われたカシマサブグラウンドで再会を果たしたのだ。