J2のジェフユナイテッド千葉が、今週末のホームゲームで販売開始する新グッズを発表した。ファン心理をくすぐらずにはおかないアイテムに、歓喜の声が続々上がっている。
J2はシーズン折り返し点に近づこうとしている。全38節のうち第15節までを終えているが、毎年の例に漏れない大混戦が続く。首位の清水エスパルスはやや抜け出したが、自動昇格圏の2位V・ファーレン長崎と3位ベガルタ仙台は勝点4差。プレーオフ出場圏内の3位から6位までは勝点2差にひしめき合い、6位ファジアーノ岡山と11位大分トリニータまでは3ポイントの差しかない。
千葉もこの激熱レースの只中にいる。ここまでの15試合は、6勝3分6敗と五分の星。ただし得失点差はプラス10もあり、1節の結果で一気の浮上も可能なポジションにいる。
今週末には、愛媛FCをホームに迎える。順位は1つ下ではあるものの同じ勝点21を手にしているライバルであり、しっかり突き放しておきたいところだ。
この一戦に向け、クラブは新グッズを投入する。その名も「俺たち、ジェフ」タオルマフラーだ。
このフレーズは、「クラブとサポーターを繋ぐ合言葉」と千葉はSNSでつづっている。勝利の後には選手とファンがこのフレーズを掛け合いで叫んで絆を確かめ、喜びを共有する。
これまでにもTシャツや手ぬぐい、ステッカーになってきた「俺たち、ジェフ」だが、今回は特別なものになっている。生みの親とのコラボ、とも言える商品になっているのだ。
今週末には、このフレーズを生み出した元選手がホームゲームを訪れるという。千葉で2度にわたり計7シーズンもプレーした谷澤達也氏である。
2021年に引退するまでの19シーズンを6クラブで過ごした谷澤氏は、2008年から2010年、さらに2012年途中から2015年まで千葉でプレー。その当時に生み出したのが、「俺たち、ジェフ」なのだ。
これまで発売されてきた「俺たち、ジェフ」グッズとは違い、今回は黄色をベースに文字などにはネイビーが採用されている。そう、谷澤氏が加入した当時を想起させるデザインだ。