■日本代表を初めてアジア王者に「オフトの言葉」
1992年から1993年に日本代表を率い、アジアで勝てなかったチームをアジアカップで初優勝に導いただけでなく、ワールドカップ初出場まで「あと数十秒」まで迫らせたハンス・オフト監督が、次のような意味の表現をした記憶がある。「原典」を探そうとしたが探しきれず、うろ覚えで申し訳ないが、こんな話だったと思う。
「相手が槍を並べているところに飛び込んでいくのは愚か者だ」
守備を固め、カウンターを狙う相手に対して、むやみに攻め込むのではなく、パスを回し、相手のスキを見つけて、そこを攻める「賢さ」を求めたものだった。