■試合観戦の「特等席」

 で、仕方がないので、ホテルの前にいるタクシーを拾って、もう一つの「アル・マッサ」に行ってみました。

 案の定、僕の予約はこちらの「アル・マッサ」のほうに入っていました。それにしても予約サイトのなんといい加減なこと!

 僕が泊まった「アル・マッサ」は都心部から離れていていましたが、その代わり、周囲は本当に広々していましたし、アル・アイン最大のスタジアム(アル・アインFCのホーム)、ハッザア・ビン・ザイード・スタジアム(2万5000人収容)までは歩ける距離だったので、その点では便利でした。大きな通りまで出れば、都心行きのバスもたくさん通ります。

 日本対ウズベキスタンの試合は、小さなハリード・ビン・ザイード・スタジアム(1万2000人収容)で行われました。バックスタンドの後方に岩山が見えるのが、なんともアル・アインらしい光景でした。そして、よく見ると、夕日に照らされたその岩山のてっぺんに1人の男性が座って、試合を観戦していたのです。

 いいなあ、アル・アイン。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4