今回のtotoは、J1第9節の9試合とJ2第11節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
今週はミッドウィークにルヴァンカップ2回戦があり、J1チームも登場した。連戦で、ただでさえ大変な今週末、上位陣には気になるデータが多くあり、混戦に拍車がかかることになりそうだ。
まずは前節に4年ぶりの首位に躍り出たセレッソ大阪だが、トップには立ち続けることになりそうだ。ただし、結果は芳しいものになりそうもない。
今回は名古屋グランパスのホームに乗り込む。C大阪はいまだ無敗だが、名古屋もリーグ戦3連敗の後、4勝1分とここ5試合無敗だ。
気になるのが今回、乗り込む名古屋のホーム戦との相性の悪さだ。過去30試合して、6勝6分18敗。2020年以降、名古屋のホームでは全敗している。もはや鬼門と言えるレベルだ。
レオ・セアラら一部主力を、ミッドウィークのルヴァンカップで岩手県まで遠征させたことも懸念材料で、最近の勢いも合わせて鑑みるに、上回るのは名古屋になりそうだ。
そうなると2位のサンフレッチェ広島には首位浮上のチャンスだが、今回は見送りとなりそうだ。今節対戦するのは19位と降格圏に沈む北海道コンサドーレ札幌だが、広島にとっては侮れない相手なのだ。
広島は過去、ホームでは札幌に1敗しかしたことがない。だが、今節のように札幌のホームに乗り込むと、6勝3分7敗と、一気に負け越しへと転じてしまうのだ。
さらに広島は、昨季まで2年連続でリーグ3位となっているが、札幌は得意とは言えない相手だった。リーグ戦4度の対戦で、1度も勝てていないのだ。
しかも、そのうち3試合が、ドローに終わっている。広島のミヒャエル・スキッベ監督、札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督と、欧州の智将同士の組み合わせが、そうした結果へと導くのかもしれない。
5連敗と苦しむ時期もあった札幌だが、リーグ戦ここ2試合で勝点4を獲得。一方の広島は、いまだ無敗ではあるが、4引き分けと勝点を落としている印象もある。相性と現状から考えて、ドロー決着の可能性は十分だ。