■2026年から「48か国に増える」ワールドカップ出場国
そして「FIFAシリーズ2024スリランカ」には、ホスト国スリランカ(204位)の他、同じアジアのブータン(184位)、アフリカの中央アフリカ(129位)、オセアニアのパプア・ニューギニア(165位)が出場。今大会唯一の「FIFAランキング200台」のスリランカだったが、パプア・ニューギニアと0-0で引き分け、ブータンに2-0で勝って、中央アフリカに次いで2位を占めた。
現在FIFA加盟国は211。4年に一度開催されるワールドカップには、2026年のアメリカ/カナダ/メキシコ大会から48か国が出場する(2022年カタール大会までは32か国だった)。しかし、その出場国は、限られた国に集中している。アジアサッカー連盟(AFC)で見ると、今世紀に入って2002年から2022年までの6大会で出場権を獲得したのは、47の加盟国中、わずか8か国にすぎない。
ワールドカップに出場できない国にとって、代表チームが対戦できる公式戦の相手は、基本的に自地域の国に限られる。他地域のチームと親善試合をしようとしても、最近はどんどん難しくなっている。欧州サッカー連盟(UEFA)では、親善試合をできるだけなくそうと「UEFAネーションズリーグ」をスタート。南米のチームも全18節にわたるワールドカップ予選で忙しく、空き日程があっても、安いギャランティーでは来てくれない。