J1浦和レッズは3月10日に行われたJ1リーグ第3節で北海道コンサドーレ札幌に1−0で勝利し、待望の今季初勝利を手にした。その直後にピッチ内で撮影された“ガッツポーズ写真”が話題になっている。
今季、新たにノルウェー人のマティアス・ヘグモ監督を迎え、昨季4位を支えた堅守をベースに大型補強を敢行して開幕を迎えた。前評判も高く、優勝へ向けて開幕ダッシュを期待するサポーターも多かったが、開幕戦でサンフレッチェ広島に0−2の完敗を喫すると、続く第2節では翔鶴組の東京ヴェルディ相手に終了間際のPKで1−1に追い付いて辛うじての引き分け。早くも采配、チーム作りに批判の声が上がる中で迎えた第3節だった。
アウェイながら“負けられない戦い”に臨んだ浦和は、前半31分にCKの流れからMFサミュエル・グスタフソンのクロスにDF酒井宏樹が豪快に飛び込んで先制ゴールを奪うと、その後はアレクサンダー・ショルツの負傷退場というアクシデントがあった中でも自慢の堅守で相手の攻撃を弾き返して試合終了となった。
そのホイッスルの瞬間、ヘグモ監督は大声を張り上げて喜んだ。そして札幌ドームのピッチ内で、カメラマンのリクエストに応えるように渾身のガッツポーズを披露したのだ。