「歌い始めた時から涙腺が」日本で13年半を過ごしたブラジル人MFの日本語引退スピーチが感動的!「他サポながらも泣けるわ」「今までで1番泣けたかも」と反響の画像
松本山雅FCの本拠地スタジアムが“涙の大合唱”に包まれた 撮影:中地拓也

 計13年半を日本でプレーしたブラジル人MFパウリーニョの引退セレモニーがファンの涙を誘った。

 1989年1月26日生まれ、現在35歳のパウリーニョは、母国ブラジルのメトロポリターノからグレミオやヴァスコ・ダ・ガマの名門クラブでプレーした後、2010年夏に来日した。以降、栃木SC川崎フロンターレジェフユナイテッド千葉湘南ベルマーレ松本山雅FCファジアーノ岡山でプレー。高いボール奪取力を持つボランチとして日本公式戦通算369試合に出場し、特に計5年半を過ごした松本山雅への愛情を隠すことなく発信し続けた。

 昨年末、そのパウリーニョの2023シーズン限りでの現役引退と新シーズンからの松本山雅の強化担当就任が発表されていた。そして今季のホーム開幕戦となったJ3リーグ第3節Y.S.C.C.横浜戦の試合後、サンプロアルウィンで引退セレモニーが行われ、パウリーニョがサポーターへ向けてあいさつを行った。

 そのスピーチが実に感動的だった。「感謝、それは私が日本で過ごした時間を表す言葉です」と語り始めたパウリーニョは、サポーター、選手、監督、スタッフ、そして家族へ向けた感謝のメッセージを時折、込み上げる涙で言葉を詰まらせながらも、全文を日本語で語り切った。そして「最後に一緒に歌いましょう!」として、目を瞑って「松本俺の誇り〜」と歌い出し、クラブのチャント『勝利の街』をサポーターたちと合唱した。

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