■相馬勇紀と森下龍矢現状
左に関しては、相馬勇紀(カーザ・ピア)や森下龍矢(レギア・ワルシャワ)などを再招集することも一案。最近の彼らのパフォーマンスを指揮官がどのように評価しているのかが気になるところだ。相馬は直近の3月8日のエストレラ戦でゴールを奪ったものの、出場時間自体はそれほど多くない。森下も新天地適応の真っ最中で「絶対に呼びたい」という状況になっているとは言い難い。なかなか最適解が見つからないが、まずはここまで常連だった中村敬斗(スタッド・ランス)と前田大然に期待するしかないのかもしれない。
いずれにしても、三笘と伊東の穴埋めというのは非常に難しいテーマ。彼ら2人で「勝ち筋」を見出した森保監督はここで今一度、指揮官としての能力が試されるところ。アジアカップの失望感を払拭することが指揮官に課されるノルマだ。
(取材・文/元川悦子)