【連勝なき異例のJ1、今季を占う最新勢力図(3)】神戸、川崎の昨季タイトルホルダーも第2節でそろって敗戦……新戦力の融合は対照的なスタートにの画像
ジュビロ磐田戦で連勝できなかった川崎フロンターレ 撮影:中地拓也

 J1リーグが第2節を終えた時点で、すでに連勝チームがなくなった今シーズン。昨季のタイトルホルダーで、今季のリーグ優勝争いの中心になると目されたヴィッセル神戸川崎フロンターレが早くも土をつけたことが、異例のシーズンスタートを招いた要素ともいえる。

 昨季リーグ王者・神戸と昨季天皇杯王者・川崎は開幕戦でしっかりと白星発進しながらも、第2節で敗戦。しかも、神戸は昨季17位チームに、川崎はJ1昇格組に敗れている。

 神戸は宮代大聖を川崎フロンターレから、井手口陽介アビスパ福岡から、岩波拓也浦和レッズから、広瀬陸斗鹿島アントラーズから獲得するなど、シーズンオフに層を厚くすることに成功している。

 一方で、ここまでの2試合で先発に名を連ねている新加入選手は井手口だけ。武藤嘉紀井出遥也が負傷した穴を埋めるには、昨季の戦い方を踏襲しつつ、新たな戦力をいかに融合させるかが今後のカギとなる。第2節では汰木康也佐々木大樹も負傷交代しただけに、その必要性は大きくなりそうだ。

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