■人員を整理してチームを「適正化」
オフの「IN・OUT」は「OUT」が目についた。
MFフォギーニョとMFエヴェルトンのブラジル人MFを手放し、CBキム・テヒョンとFWホ・ヨンジュンの両韓国人も所属元へ戻した。23年シーズン途中に獲得したMF松崎快、MF齋藤学もチームを離れた。
さらには昨シーズン38試合出場6得点のMF氣田亮真、20試合出場1得点のMF加藤千尋が、モンテディオ山形へ移籍した。生え抜きのDF蜂須賀孝治とは契約を更新せず、クラブのレジェンドMF梁勇基は現役を引退した。J2でキャリアを重ねたDF若狭大志もスパイクを脱ぎ、経験豊富なDF福森直也も移籍した。セレッソ大阪からの期限付き移籍で30試合に出場したFW山田寛人も、所属元へ復帰している。
21年以降はシーズン途中の補強が続き、その結果としてチームが膨らんでいく傾向にあった。15人がチームを離れた今オフは全体的に適正化がはかられ、各ポジションに過不足なく選手を揃えた印象だ。移籍市場での動きは、ネガティブな印象を与えるものではないと言える。