森保一監督が率いるサッカー日本代表はアジアカップの準々決勝で敗退した。大手ブックメーカーでダントツの優勝オッズを記録するなど、国内のみならず、海外でも大本命と見られた日本の敗因はいろいろな角度から追求されている。4年に一度、アジア王者を決める大会でもあり、非常に悔しい結果ではあるが、メンバー選考を見直す好機でもある。今回は4つのテーマから国内外を問わず、招集するべき選手をピックアップする。
【① FW】
5試合で12点という結果はそれほど悪くないが、勝負どころでしっかり決め切れるストライカー、前線で相手ディフェンスの脅威になっていける存在は重要になる。競争を活性化する意味でも、カタールW杯からほとんど入れ替わりがなかったメンバーの見直しは必要かもしれない。
もちろんことあるごとに”大迫待望論”というのは起こるし、いつ入ってもすぐにフィットできる選手として大迫勇也(ヴィッセル神戸)は無視できない存在だ。その一方で”森保ジャパン”に招集されていないFWとしてはオランダ1部リーグで活躍中の小川航基(NECナイメヘン)や湘南から移籍した大橋祐紀(サンフレッチェ広島)の名前が浮上する。
小川は前線の”ペナ幅”で我慢しながら、フィニッシュでパワーを発揮するタイプだが、相手ディフェンスを背負いながらのポストプレーは欧州の地で、レベルアップしてきている。現在はそうした役割が上田綺世しかできないので、もう一枚加えることと、何より点を取るというスペシャルなところで力を発揮できる。