■前半戦は2得点1アシスト

 三重県出身、現在24歳の町野は、履正社高校から2018年に横浜F・マリノスに入団した。その後、ギラヴァンツ北九州でのプレーを経て、2021年に湘南ベルマーレに加入すると、2022年にリーグ戦13得点を挙げて“忍者ポーズ”とともにブレイクした。

 初の海外挑戦となった2023-24シーズンは、開幕戦でアシスト、2戦目でゴールを決める幸先の良いスタートを切ったが、9月以降はベンチスタートも増えて得点から遠ざかり、出場14試合(スタメン10試合)で2得点1アシスト。前半戦最後の2試合でスタメン復帰したが、ストライカーとしては不完全燃焼だった。

 後半戦初戦は現地時間1月19日、ホームでの17位・ブラウンシュヴァイク戦。チームにとっては1部昇格へ向けた大事な戦いが続くが、町野自身にとっても“勝負の後半戦”となる。この写真で証明された“尋常じゃないジャンプ力”を活かしてゴールを量産できるか。ファンの期待もジャンプの最高到達点同様、高いままだ。

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