■日本がやるべきサッカー
彼ら2人に対し、アジアの相手は人数をかけてマークについてくる可能性もある。ゴール前にもスペースがなく、日本としては点を取る形を自由自在に作ることが難しくなりそうだ。
「そこで日本がやるべきなのは、マンチェスター・シティのようなサッカー。堂安や南野、久保たちならボールを回して回してっていうマンC的なサッカーができますから、サイドを有効に使えるはず。そういう形に持って行かないといけないし、それが勝ち上がるカギになってくるでしょう」と2011年カタール大会決勝スコアラーは力を込めた。
伊東と三笘もゴールを奪う力があるが、やはりかつての李のように最前線のFW陣にも点を取ってもらわなければいけない。今回は浅野拓磨(ボーフム)、上田綺世(フェイエノールト)、前田大然(セルティック)、細谷真大(柏)という陣容だが、2019年UAE大会の大迫勇也(神戸)レベルまで突出した存在はいない。横一線と言ってもいい状況だけに、誰が突き抜けるかも非常に興味深いところだ。
「まず若い細谷にはラッキーボーイ的な感じでブレイクしてほしい。それだけの可能性が彼にはあると僕は思っています。
エースになるのはチャンスをつかみ取った選手。おそらく森保(一=監督)さんが最初に起用した選手が本命候補なんだけど、その人間が必ずしも結果を出せるとは限らない。コンディションがよくて、ここ一番で決める選手がメインFWになっていくんだと思います」