J1の名古屋グランパスは、ブラジル人FWパトリックの加入を発表した。早速SNSで本人による日本語での挨拶動画が公開されると、その日本語のうまさと「愛され力」に、賛辞が広がった。
パトリックは昨季、京都サンガF.C.でJ1リーグ32試合に出場したが、先発したのは10試合だけだった。それにも関わらず、豊川雄太と並ぶチーム最多タイの10ゴールを挙げた事実は、高く評価されるべきだろう。
さらに称賛されるべきは、その継続性だ。2013年に川崎フロンターレに期限付き移籍で加入して日本での冒険を始めて以降、わずかに母国ブラジルでプレーする時間も挟みながら、11シーズンにわたってJリーグでプレー。昨季までに毎年得点を重ね続け、J1計295試合に出場して96ゴールを挙げている。
その戦績は、もはや助っ人外国人選手と呼ぶことがはばかられるほどだ。それもそのはず、本人も日本語の習得に意欲的で、日本代表入りの意欲も口にしたほどだった。