【FW細谷真大が森保ジャパンで生き残るために見せたもの(2)】堂安律が「練習でも感じていた」という細谷のボックス内での可能性とは……「もっと1対1をさせてあげられれば」の画像
1月1日のタイ戦でフル出場したサッカー日本代表の細谷真大 撮影:中地拓也

 2024年の白星スタートを切った森保ジャパンだが、得点源として期待される浅野拓磨、上田綾世はコンディション不良のため別メニュー調整が続いていた。

 その中で前日会見で森保一監督は細谷真央の先発を明言し、「攻撃をけん引して欲しいと思いますし、得点を取ってもらえるように貪欲にゴールに向かって、アグレッシブにプレーして欲しいと思います。その上で彼は守備のスイッチを入れられる選手なので」と攻守両面で大きな期待を寄せた。

 そして南野拓実堂安律伊東純也らのトップ起用の可能性にも言及し、「1トップなのか0トップなのか。FWが1人になったので、いろいろ考えてチャレンジしていきたい。戦術の幅を広げていくには良い機会」とも話していたが、終わってみれば細谷はフォワードとして90分間フル出場。堂安や南野、伊東との競演も上々の出来であった。

 ただ「しっかり爪痕を残せるような活躍をしたい」と口にしていた細谷にとっては、シュート3本は空砲となり無得点。結果を求めた若武者にとって悔しさも残ったはずだ。

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