■世界の壁
後藤「少し伸び悩んじゃっているのは松木玖生かな。2023年の春先までは良くなったと思ったんだけど、チームがふがいなくて…」
大住「強いし、闘争心もあるんだけどね」
後藤「一時はわざとプレーを遅らせてスペースをつくってみたりと、すごいことをやるなと思わされたけど、そういうプレーがだんだん消えてきちゃった」
――後藤さんはさらに下の世代、U-17日本代表のFWにも期待されていました。
後藤「U-17ワールドカップの開幕前には、良いFWがたくさんいるから楽しみだ、という話をしていたんだけど、結局世界のトップクラスを相手にするとほとんど通用しなかったんだよね。育成年代からプレー強度やスピードを上げていかないと、同じ年代でも世界では通用しない。Jリーグ入りしてから、あるいはヨーロッパに行ってから伸びるんだけどね」
大住「僕は必ずしもそうだとは思わないな。日本人は成長が少し遅いよね。まだ強さが十分ではないうちに無理やりヨーロッパに行くと、つぶれてしまうこともあると思う」