12月29日、サッカー日本代表が千葉市内で合宿2日目の練習を行った。その後、川村拓夢が取材に応じた。
サンフレッチェ広島に所属する現在24歳の川村にとって、今回の招集はリベンジとなる。今年6月、初めてA代表に招集されたのだが、体調不良によって離脱。森保ジャパンの一員として迎える初めてのA代表マッチ(エルサルバドル戦)の前日の発表で、夢の舞台から離れることとなった。
その川村の穴を埋めるべく追加招集された伊藤敦樹が代表デビューを飾り、その後、コンスタントにメンバー入りしたが、当の川村は「6月は体調不良で外れてからちょっと悔しくて、全然チェックしてない」と振り返る。
悔しくてシャットアウトしたのか、という質問には「そうですね、はい」と答え、「唯一、大迫がデビューしたぐらいで、でも試合はまったく見てないですね。全く見てないです」と、チームメイトであるGK大迫敬介のA代表デビューに関わることだけ、受け入れたという。
それほど川村にとって大きなダメージとなったことで、「思い詰めてしまったというか、すごくまっすぐになりすぎた」とも話す。当時は、所属チームでも「全然勝ててなかった時期だったので。初めて広島の主力として出させてもらっている中で結果がついてこなかったので、そこでどうしても、はい、いっぱいいっぱいになりすぎた」という。