■高い技術とゴールへの意欲と決定力
動画には、第7節オイペン戦でキックフェイントからの左足弾でサイドネットに突き刺したゴールから、第11節アンデルレヒト戦での右足豪快弾、第13節メルヘン戦での美しい直接FK弾、そして第15節ゲンク戦での鮮やかなダイレクトボレー弾と、いずれも川辺の持ち前の高い技術、そして欧州舞台で身に付けたと言えるゴールへの意欲と決定力の高さから生まれたゴールが収められている。
森保ジャパンにも定期的に招集されている川辺だが、実戦の中で十分なチャンスを与えられているとは言えない。そして年明けの元日に行われるタイ代表戦のメンバーからは外れている。ポジション、プレースタイル的に、ライバルは田中碧(デュッセルドルフ)、鎌田大地(ラツィオ)、伊藤敦樹(浦和レッズ)、川村拓夢(サンフレッチェ広島)、さらに伊藤涼太郎(シントトロイデン)らがライバルになってくるだろうが、現在のベルギーでの活躍を見る限り、川辺への期待はどうしても高くなる。11月のクラブ月間MVPに選ばれた28歳の12月以降の働きにも注目だ。