蔚山現代を相手に川崎フロンターレの松長根悠仁がACLデビューを果たした。12月12日にアウェイで行われたグループステージ最終節に先発した松長根は、立ち上がりから積極的にプレー。攻守に良さを見せアピールしたが、52分にPKを与えてしまい失点に関わってしまう。
そんな試合後、複雑な表情で試合を振り返ってくれた。
「すごく楽しいかったですが、悔しい思いの方が強いです」
こう話す松長根の悔しさは、もちろん、PKを与えたファールが原因だった。「失点のところで、自分の甘さが出たと思います」と振り返り、相手が来ることを想定しきれなかったと明かした。
「別に焦ってはないんですが……。相手が来ることをもっと想定してやるべきだというか、甘かったと思います」
蔚山ボールのCKの場面。相手選手のキックミスで眼の前にルーズボールが転がってくる。蹴り出しさえすればひとまず窮地は逃れられる。そんな場面でのファールだったこともありクリアしようとの焦りがあったのだと考えた。
しかし、松長根はそうではなくて背後から近づいたキム・ヨングォンの動きを想定できなかったことを甘さと表現した。