■日本の技術がアシスト
しかし、タンジュンプリオク線以外は夜中まで走っていますし、ジャカルタのコミューターラインはなかなか便利な交通機関でした。KAIの子会社、KCIが運営しています。
昔は市内の電車は旧式化して、ドアも閉まらない状態で屋根の上にまで人を乗せて走っていたそうですが、近代化したのは日本から中古車両と運行システムが輸入されたことによるものでした。
JR東日本や東京メトロ、都営地下鉄、東急電鉄の車両が引退後にジャカルタにやってきて、今でも働いているのです。ブエノスアイレスの地下鉄に丸の内線の電車が走っているのは有名な話ですが、ジャカルタのコミューターラインの電車はすべて日本の中古車体です。