■会長職も独占
しかし、今シーズンからACLのスケジュールは中東有利・東アジア不利の「秋春制」に変更となったのだ(それが、Jリーグのシーズン制移行推進論に結びつけられた)。
ACLのスケジュールが「秋春制」に変更になった理由はいくつもあるのだろうが、現在のAFCという組織が中東主導で進んでいることが理由の一つであることは間違いない。
たとえば、現在のAFC会長はバーレーン出身のサルマン・ビン・イブラハム・アルハリファ氏。2013年以来、会長職にある。2002年から11年まで会長だったカタール出身のモハメド・ビン・ハマム氏を含めれば、21世紀に入ってからのほとんどの期間、AFCは中東出身者が会長だったことになる(2011年から13年は中国の張吉龍氏)。