■鎌田と堂安で明暗が分かれるか

 攻撃的MFは伊東純也(スタッド・ランス)、三笘薫(ブライトン)、久保建英(レアル・ソシエダ)の3人は鉄板で、モナコで試合に出続けている南野拓実(モナコ)も前回に続いて選出されそう。旗手不在を考えると、マルチ能力のある彼は重要だ。

 一方、10月シリーズで選外になった堂安律(フライブルク)と鎌田大地ラツィオ)は明暗を分けそうだ。堂安は10月21日のボーフム戦でゴールを奪うなど好調を維持。親知らずの治療後は状態もよく、代表招集は問題ない。

 逆に鎌田はクラブで出番が激減していることを考えると外す方が賢明だ。鎌田がいればボランチ兼任で中盤に厚みは生まれるが、今はクラブ専念が得策。彼には早く苦境脱出のきっかけをつかんでほしいものである。

(取材・文/元川悦子)

(後編へ続く)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4