浦和・小泉佳穂が試合後に語った“中盤の問題点”。「最近のACLもそうだったのですが…」と守備について説明……攻撃については「力負け」と潔さ認めるの画像
ルヴァンカップ決勝でアビスパ福岡に敗れ、固い表情の浦和レッズの小泉佳穂 撮影:中地拓也
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■11月4日/ルヴァンカップ 決勝 アビスパ福岡 2―1 浦和レッズ(国立)

 ルヴァンカップ決勝戦でアビスパ福岡に1-2で敗れた浦和レッズ。試合終了後、表彰台に上がったアビスパ福岡の選手がカップアップする瞬間を悔しそうに見つめていたMF小泉佳穂は「言葉では言い表せない悔しさです。今日は、何かのせいにできる内容ではなかった。自分たちの力が足りず負けた印象。その事実は悔しい」と言葉を振り絞った。

 リーグ戦では、ここまで31試合22失点とリーグ最小失点を誇る浦和だが、開始5分、FW紺野和也に左サイドからの侵入を許すと中央にグラウンダーのクロスを入れられる。するとMF前寛之に体ごと飛び込まれ先制点を献上した。

 その後も浦和がボール保持するも攻めあぐね、福岡がカウンターを放つシーンが増えていたなか、45+4分にはセットプレーの流れから紺野にボックス内にパスを通されるとDF宮大樹にニアサイドを射抜かれて失点。2失点ともグラウンダーのクロスを通される形となり、福岡が2点のリードを奪ったままハーフタイムを迎えた。

 後半に入り、何としても追いつきたい浦和だったが、59分にはDFマリウス・ホイブラーテンがDFドウグラス・グローリを倒してしまいPKに。これを決められてしまえばゲームはほぼ終わっていたが、GK西川周作がFW山岸祐也のキックを読み切りビッグセーブ。絶体絶命のピンチを救った。

 流れを戻したい浦和は途中出場のMF明本考浩がDF酒井宏樹のロングパスを受け左足を振り抜き1点を返す。79分にはFWホセ・カンテのミドルシュートは相手キーパーに阻まれと、90+6分のシュートはポストに嫌われた。最終盤のラストプレーでは西川もゴール前に上がったが、あと1点が届かずに敗者となった。

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