10月24日、川崎フロンターレはACL第3戦パトゥム戦で4-2の勝利を収めた。グループステージ3連勝を飾ったが、手負いで得た勝利でもあった。最終ラインで奮闘してきたDF大南拓磨が負傷交代したのだ。
それは、4-2と2点をリードして迎えた86分頃のことである。川崎の右サイドでドリブルを仕掛けようとしたパトゥムDFアピシット・ソラダに対応し、ボールを前にクリアしようとしたときのこと。うまく相手の前に体を入れて少しでも前に蹴り出そうとしたが、足はボールに触れることなくそのまま倒れ込んでしまった。
ピッチに横たわった大南はすぐに苦悶の表情を浮かべ、指を動かして交代を要求。即座にプレー続行が不可能と判断している。
そのまま大南は負傷交代。試合後、バスに乗り込む際には松葉杖2本をついており、その後、日本に到着した際にもその松葉杖は使われたままだった。
パトゥム戦後の記者会見、地元メディアに大南の怪我について尋ねられた鬼木達監督は「足首のかなり強いひねりが入ったので、検査をしてみないと分からないです」と答えており、試合直後の時点では足首の負傷の可能性が高いことを説明していた。