■豪華すぎる韓国代表
1998年の大会も3チームずつの1次リーグと4チームずつの2次リーグがあり、その後、準々決勝が行われました。サッカーは11月30日に始まり、12月19日の決勝戦までの20日間に8試合を勝ち抜かなくては優勝できないのです。しかも、舞台は暑いバンコクでした。
トルシエ監督の日本代表は1次リーグではネパール、インドに連勝しましたが、2次リーグで韓国、UAEに敗れて、ベスト8入りを逃しました。
日本がU-21で戦ったのに対して、他国はフル代表だったのですから、優勝できなくても仕方なかったでしょう。たとえば韓国は、柳相鉄(ユ・サンチョル)、尹晶煥(ユン・ジョンファン)、崔龍洙(チェ・ヨンス)、李東国(イ・ドングッ=後に李同国と改名)といった“日本キラー”が並んでいたのですから……。